近年、宿泊施設としても人気が出てきているトレーラーハウス。トレーラーハウスでの宿泊には、ホテルやテントとは違う魅力があります。たまにはトレーラーハウスに宿泊して、非日常の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
当記事では、トレーラーハウスで宿泊するメリット・デメリットを解説していきます。また、トレーラーハウスに宿泊する際に持って行った方が良い持ち物リストも紹介していますので、トレーラーハウスでの宿泊に興味のある方はぜひ参考にしてください。
Contents
トレーラーハウスで宿泊するメリット
ホテルやコテージではなくトレーラーハウスで宿泊するメリットとしては、下記が挙げられます。
- • 価格が安い
- • トイレやお風呂に困らない
- • 天候に左右されない
- • 耐震機能がある
ここからは、トレーラーハウスに宿泊するメリットを詳しくみていきましょう。
価格が安い
まずは「価格が安い」というメリットが挙げられます。通常の観光旅行でホテルに泊まる場合は、ホテルや旅館を利用するのが一般的です。中には格安ホテルなどもありますが、通常のホテルや旅館であれば一人あたり15,000円前後で設定されているところがほとんどでしょう。
トレーラーハウスはコスパが良く、複数人で利用すれば一人当たりの金額はかなり安くなります。場合によっては、ホテルの素泊まりよりも安くなることも。予算が余ればその分を食材などに回すことができるので、同じ金額でも豪華な旅行が楽しめるでしょう。
トイレやお風呂に困らない
次のメリットは「トイレやお風呂に困らない」という点です。通常のトレーラーハウスには、トイレやバスルーム、キッチンなどといった水回り設備が付いています。
キャンプに慣れていない方や女性・子供にとって、キャンプ時のトイレやお風呂はひとつの悩みです。しかし、トレーラーハウスであれば車内にトイレやバスルームが付いているため、探して回る手間もありません。共同のトイレを使うキャンプに比べると、防犯面でも安心できるでしょう。
天候に左右されない
次のメリットは「天候に左右されない」という点です。雨でもテントでキャンプすることもできますが、テント張りや回収が大変になります。濡らしてしまったテントを乾かすのも一苦労でしょう。また、焚火ができないので、料理も困ってしまいます。
その点、トレーラーハウスでの宿泊であれば、車内にキッチンが付いているため雨でも困ることがありません。雨漏り対策もしっかりされていますので、安心して宿泊できるでしょう。
雨だけでなく、寒さや暑さにも左右されないのがトレーラーハウスのメリットです。夏場や冬場のキャンプは初心者にとってハードルが高いですが、冷暖房完備のトレーラーハウスであれば初心者でも気軽に宿泊することができます。
耐震機能がある
最後のメリットは「耐震機能がある」という点です。もともとトレーラーハウスは牽引車で牽引しての移動を想定して作られているため、走行時の振動にも耐えられるように設計されています。さらに、車両に付いているタイヤには「免震機能」が付いているため、地震が起きても衝撃を吸収してくれるのです。
また、宿泊施設として利用されるトレーラーハウスには、アウトリガーという部品が付いていることも少なくありません。アウトリガーは車台に取り付けることで、外側から車体を支える機能を果たします。耐震対策を行ったトレーラーハウスであれば、地震が起きても安心です。
トレーラーハウスで宿泊するデメリット
トレーラーハウスで宿泊するデメリットには、下記のようなものがあります。
- • アメニティが揃っていない
- • キャンプには物足りない
- • ハプニングは自分で対応しなくてはならない
トレーラーハウスでの宿泊を決める前に、上記のデメリットについても頭に入れておきましょう。
アメニティが揃っていない
最初のデメリットは「アメニティが揃っていない」という点が挙げられます。ホテルとは異なり、歯ブラシやバスローブといったアメニティは用意されていません。そのため、宿泊に必要なアメニティについては、自分で用意する必要があります。トレーラーハウスでの宿泊に持って行った方が良いアイテムについては、後半で解説しますのでぜひ参考にしてください。
最近では、ホテル並みのアメニティを揃えているトレーラーハウスも増えてきています。どのようなアメニティが利用できるのか、事前にキャンプ場に確認してから行くことがおすすめです。
キャンプには物足りない
次のデメリットは「キャンプには物足りない」という点です。一般に「キャンプ」というと、自分でテントを張ったり焚火をして料理をしたりするのが醍醐味という方も多いでしょう。確かに自分の力でテント張りや料理を行うことで、達成感にもつながります。
とはいえ、トレーラーハウスはテントを張る必要はありませんし、キッチンを使って家にいるのと同じように料理をすることが可能です。いまいち「キャンプ感」が味わえないので物足りないと感じる人もいることでしょう。場所によっては、トレーラーハウスの外で火を起こして料理ができるところもあるので、探してみるのもおすすめです。
ハプニングは自分で対応しなくてはならない
最後のデメリットとして「ハプニングは自分で対応しなくてはならえない」という点が挙げられます。ホテルや旅館であれば、電話ひとつでスタッフを呼び出すことが可能です。何か問題があっても、すぐにスタッフが対応してくれるでしょう。
しかし、トレーラーハウスのあるキャンプ場にはスタッフが駐在しているとは限りません。虫や設備の不具合などが発生した場合には、自分たちで対応しなくてはならないでしょう。スタッフが常に近くにいないからこその気楽さや、ハプニングへの対応も楽しめるようになるとトレーラーハウスの宿泊をより魅力的に感じることができるはずです。
トレーラーハウスで宿泊する際の注意点
トレーラーハウスで宿泊する際には、いくつかの注意点を守らなければなりません。ここからは、トレーラーハウスで宿泊する際の注意点を解説していきます。
騒音に注意
最初の注意点は「騒音」です。一般の住宅のように厚い壁があるわけではないので、夜は騒音に注意しなければなりません。特にキャンプ場など、トレーラーハウス同士がいくつか隣接している場合は周りの人に配慮しましょう。
とはいえ、気密性の高いトレーラーハウスであれば、車の音や雨音など外の音はほとんど気になりません。また、階下の人に気を使う必要もないため、小さな子供が飛び跳ねたり騒いだりしてもそれほど神経質にならなくて済むでしょう。
トイレは共同の場合もある
次の注意点として「トイレは共同の場合もある」という点が挙げられます。トレーラーハウスだからといって、必ずしもトイレやバスルームが完備されているとは限りません。キャンプ場によっては、共同のトイレやバスルームを使うケースもあります。
特に子供連れの方は、トイレの場所にも注意しておきましょう。思った以上にトイレが遠いと、不便な思いをしてしまうからです。敷地内にホテルや旅館があるキャンプ場の場合、そこのお風呂やトイレを使えることもあります。トレーラーハウスでの宿泊を楽しみながら、温泉や大浴場も満喫できれば両方のメリットを十分に享受できるでしょう。
マナーを守って宿泊する
最後の注意点は「マナーを守って宿泊する」という点です。トレーラーハウスに限ったことではありませんが、共同施設で宿泊する際には施設ごとに定められたマナーを守るようにしましょう。
トレーラーハウスでの宿泊時には、下記のようなマナーを守る必要があります。
- • ごみは必ず持ち帰る
- • 盗電をしない
- • 許可されている場所以外で焚火をしない
- • 花火や打ち上げ花火は要確認
上記以外にも、キャンプ場によってそれぞれのルールが定められています。気持ちの良い宿泊体験をするためにも、事前にマナーを確認しておくようにしましょう。
トレーラーハウスでの宿泊で持って行った方が良いものとは?
ここからは、トレーラーハウスの宿泊時に持って行った方が良いアイテムを解説していきます。必須度合いに分けて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
必須アイテム
まずは、必須アイテムから紹介していきます。ただし、トレーラーハウスによって設備やアメニティの内容が異なりますので、荷物を増やしたくない方は事前に確認しておくようにしましょう。トレーラーハウスの宿泊でぜひ持って行きたいアイテムは下記の通りです。
- • 防寒具や着替え類
- • たこ足配線
- • 懐中電灯
- • タオル
- • 歯ブラシ
- • シャンプーやボディソープ
- • 虫よけグッズ
- • 救急セット
- • ウェットティッシュ
- • ゴミ袋
- • アルコール除菌
- • 食材や飲み物
冷暖房完備のトレーラーハウスですが、効きが悪いことも考えられます。寒くて眠れないということのないように、防寒具類は必ず用意しておきましょう。
持って行った方が良いもの
次に「余裕があれば持って行きたいアイテム」を紹介します。絶対ではありませんが、トレーラーハウスでの宿泊をさらに楽しむためにも持って行くことがおすすめです。
- • 焚火台
- • 炭や着火剤などのBBQセット
- • クーラーボックス
- • ラップやアルミホイル
- • 洗剤やスポンジ
- • スリッパ
- • ドライヤー
- • 雨具
- • 遊び道具
特に外でバーベキューができる宿泊施設であれば、焚火台や炭などのアイテムを持って行くようにしましょう。また、バーベキューをする予定がなくても、キッチンで料理をする際にはお皿を洗うスポンジや洗剤は持参しなければなりません。
紙皿やラップ、アルミホイルなどがあると洗い物の手間を減らすことができるでしょう。ちょっとした忘れ物であれば、機転を利かせて乗り越えるのもトレーラーハウス宿泊の醍醐味です。パンパンの荷物を持って行くよりも、最低限のアイテムで楽しむようにしましょう。
まとめ
トレーラーハウスでの宿泊について、注意点や持ち物リストを紹介してきました。トレーラーハウスでの宿泊は、初心者や小さなお子様のいるご家族にもおすすめのキャンピングスタイルです。アウトドアを楽しみながら、夜はトレーラーハウスの室内でゆっくり過ごすことができるでしょう。
最近では、トレーラーハウスでの宿泊が楽しめるキャンプ場が全国各地で展開されています。それぞれのキャンプ場でルールや設備が異なりますので、事前に確認しながら存分に楽しむようにしましょう。