最近ではトレーラーハウスの人気が高まっていますが、やはり気になるのはそのお値段です。決して安い買い物ではないので、そう簡単に購入できるものではないでしょう。トレーラーハウスを安く手に入れる方法として「レンタル」があります。
ただし、レンタルにはメリットがある反面、デメリットもあるので注意が必要です。当記事では、トレーラーハウスをレンタルするメリットやデメリット、注意点を解説していきます。トレーラーハウスのレンタルを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
トレーラーハウスをレンタルするメリット
まずは、トレーラーハウスをレンタルするメリットから見ていきましょう。
- • コストを安く抑えられる
- • 整備やメンテナンスが不要
- • 購入前のお試しにぴったり
それぞれのメリットを具体的に解説していきます。
コストを安く抑えられる
最初のメリットは「コストを安く抑えられる」という点です。トレーラーハウスを購入するとなると、まとまった費用がかかります。新品であれば、300~800万円が価格相場です。設備や内装にこだわったものであれば、1,000万円を超える場合もあります。
そのうえ、本体価格以外にも輸送費用や設置費用が必要です。導入したいと思ってはいても、予算の関係で購入に踏み切れないという人も少なくありません。
レンタルであれば、導入費用を安く抑えることが可能です。レンタル期間やレンタルするトレーラーハウスの種類にもよりますが、一例を挙げるとトイレやシャワールーム付きのトレーラーハウスでは、ひと月50万円ほどでレンタルできます。
コンパクトな24㎡タイプであれば、ひと月13万円ほどで借りられるところもあります。一時的な使用であれば、レンタルでも十分に楽しむことができるでしょう。
整備やメンテナンスが不要
次のメリットは「整備やメンテナンスが不要」という点です。トレーラーハウスは常に雨風にさらされているため、防カビ対策や雨漏り対策、サビ防止といったメンテナンスをこまめに行わなければなりません。もちろん定期的な清掃などは必要になりますが、所有していないので整備や保険の加入、定期点検などはする必要がなく手間がかからないのです。
整備や保険の加入にかかるコストを削減できるので、手間がかからないだけでなくコストを抑えながらトレーラーハウスを使用できるでしょう。
購入前のお試しにぴったり
最後のメリットは「購入前のお試しにぴったり」だという点です。初めてトレーラーハウスを導入する人は、さまざまな不安があるでしょう。ちゃんと運転できるのか、どのようなタイプが自分に合っているのかなど、導入しないと分からないことも少なくありません。
レンタルであれば、いろいろな種類のトレーラーハウスを試すことができます。中には運転しづらいタイプもあるため、事前に確認することでどのタイプが自分に合っているかを見極めることができるでしょう。
とはいえ、購入予定のトレーラーハウスと同じ車種をレンタルできるとは限りません。レンタルできるトレーラーハウスの型番やモデルを確認しておくようにしましょう。
トレーラーハウスをレンタルするデメリット
レンタルにはさまざまなメリットがありますが、一方で下記のようなデメリットもあるため注意が必要です。
- • 希望の期間で借りられるとは限らない
- • カスタマイズは不可
- • 長期の場合は割高になる
ここからは、トレーラーハウスをレンタルするデメリットを見ていきましょう。
希望の期間で借りられるとは限らない
最初のデメリットは「希望の期間で借りられるとは限らない」という点です。レンタルするにはまずレンタル会社に予約を入れ、希望の日時で借りられるかを確認しなければなりません。場合によっては予約が埋まってしまっていて、希望の期間でレンタルできないこともあるでしょう。
また、レンタルは1日単位でできるとは限りません。レンタル会社によっては、最低レンタル期間が6ヶ月以上というところも。「数日間借りたいだけ」という人にとっては、レンタル期間が長すぎてかえってコスパが悪くなってしまいます。
カスタマイズは不可
次のデメリットは「自由にカスタマイズできない」という点です。トレーラーハウスを新車で購入する場合、使用する人数や用途に合わせて内装をカスタマイズすることができます。家族がリラックスできるようソファなどの家具を配置することもできますし、壁材や床材にこだわることもできるでしょう。
使っているうちに不具合が生じれば、その都度DIYで改良することも可能です。しかし、レンタルの場合は自分でカスタマイズすることはできません。多少使い勝手が悪くても、そのままの仕様で使わなければならないでしょう。
長期の場合は割高になる
最後のデメリットとして「長期の場合は割高になる」という点が挙げられます。レンタルの場合、借りている日数分だけ費用がかかります。ひと月1週間程度のレンタルなら安く抑えられるとしても、年単位で購入するとかなり高額になってしまうでしょう。
結果的に購入するよりも費用がかさんでしまっては、元も子もありません。使う頻度が高い方や、長期で借りておきたい方はレンタルよりも購入してしまった方が安く抑えられる可能性があります。事前に見積りを出してもらい、予算内で収まるかどうかを確認しましょう。
トレーラーハウスのレンタルとはどんな仕組み?
トレーラーハウスをレンタルするためには、まずレンタル会社に連絡して見積もりを依頼しましょう。レンタルするトレーラーハウスのサイズやレンタル期間によって費用は変わってきます。
メーカーによって、レンタルの最短期間は異なるので事前に確認しておきましょう。中には1週間単位で借りられるところもあります。
レンタル時には保険の加入が必要になることがほとんどです。また、往復の輸送費用や設置料金など、レンタル価格以外にかかる場合があるので細かな費用まで確認しておきましょう。輸送費用は移動距離によっても変わってきますが、20万円~30万円ほどが相場です。
レンタル会社では、輸送から設置までをトータルで行ってくれます。大抵の場合は作業員が数名随行して設置を行うのが一般的です。また、レンタル期間の終了後には引き取りも行ってくれるので、基本的に契約者が手を煩わせる必要はありません。
トレーラーハウスをレンタルする際の注意点
トレーラーハウスをレンタルする際の注意点として、下記が挙げられます。
- • 使いたい期間を明確にしておく
- • 設置場所を確保しておく
- • ペットや喫煙の可否は事前に確認しておく
ここからは、トレーラーハウスをレンタルする際の注意点を詳しく解説していきます。
使いたい期間を明確にしておく
まずは「使いたい期間を明確にしておく」ことがポイントです。なんとなくの期間で契約すると、必要以上の金額を支払うことになってしまいます。延長料金は通常のレンタル料金よりも割高に設定されていることも少なくありません。
ズルズルと延長してしまい、気づいた時にはかなり高額になっていたというケースもあります。そのため、「〇月〇日~〇月〇日まで」と、はっきり期間を出しておきましょう。期間を明確にしておくことで、使用日数のギリギリの期間でレンタルが可能になります。
設置場所を確保しておく
次に「設置場所を確保しておく」ことがポイントです。トレーラーハウスはサイズが大きいので、設置スペースをどこにするのかを事前に考えておかなければなりません。基本的にどの場所でも設置できますが、農地など地盤が柔らかいところには設置できません。
重量があるため、地盤が柔らかいと車体が沈み込んでしまうからです。さらに、設置場所自体があっても、そこまでの搬入経路が狭いとトレーラーハウスを導入できません。必要な道幅はトレーラーハウスのサイズにもよりますので、事前にレンタル会社に確認しておくようにしましょう。
ペットや喫煙の可否は事前に確認しておく
最後の注意点は「ペットや喫煙の可否は事前に確認しておく」という点です。購入したトレーラーハウスであれば、ペットを連れ込んでもタバコを吸っても問題ありません。しかし、レンタルとなると自分の好きなように使用できるとは限りません。
レンタルするトレーラーハウスによっては「ペット不可」「禁煙」といった車体もあります。そのため、ペットがいる方や喫煙習慣のある方は借りる前に規定を確認しておくようにしましょう。
また、普段はタバコを吸わない方やペットがいない方でも、ペットや喫煙の可否はぜひ事前に確認しておくことがおすすめです。喫煙やペットOKなトレーラーハウスの場合、タバコやペットの臭いが残っている可能性があります。さらに、ペットの毛が残っている場合もあるため、動物アレルギーの方は特に注意しましょう。
まとめ
トレーラーハウスのレンタルについてまとめてきました。コストを抑えながら導入する方法として、レンタルはおすすめです。1週間単位で借りられるトレーラーハウスもあるので、旅行や一時的な使用にも活用できるでしょう。
ただし、購入と違って自分の所有物とはならないため、自由にカスタマイズできないなどの規制もあります。トレーラーハウスの使用用途や予算に合わせて、レンタルにするのか購入するのかを検討するようにしましょう。