トレーラーハウス販売店の選び方!後悔しないための注意点も解説

トレーラーハウスを販売している専門店が増えてきています。販売店の数が多いからこそ、どこで購入したら良いのか迷ってしまう人も多いことでしょう。トレーラーハウスは安い買い物ではないので、販売店選びに失敗したくないと思うのも当然です。

トレーラーハウスの販売店の中には、悪質な業者もあるため販売店選びには注意する必要があります。当記事では、トレーラーハウス販売店の選び方や失敗しないための方法を解説していきます。トレーラーハウスの購入を後悔しないためにも、ぜひ最後までお読みください。

トレーラーハウス販売店の選び方

トレーラーハウス販売店の選び方

トレーラーハウスを選ぶ際には、下記の点をチェックするようにしましょう。

  • • オーダーメイドが可能かどうか
  • • 法令遵守は必須
  • • 実績が豊富なところを選ぶ
  • • サポート体制の有無

ここからは、それぞれのチェックポイントについて具体的に解説していきます。

オーダーメイドが可能かどうか

まずは「オーダーメイドが可能かどうか」という点です。トレーラーハウスは車両扱いですが、住宅のように中を自由に設計することが可能です。キッチンやバスルーム、トイレを入れたり、壁紙や床材にこだわったりすることもできます。

しかし、中には内装は自由にカスタマイズできても、外装は決まっているというトレーラーハウスもあるため注意が必要です。ドアや窓の位置が固定されていると、内装のカスタマイズをする際に不便に感じることがあります。思い通りのトレーラーハウスを作るためにも、設計の自由度は事前にチェックしておくべきでしょう。

法令遵守は必須

当然のことですが、法令を遵守しているかどうかは絶対に確認しておきたいポイントです。中には設置してもらったのは良いものの、建築法令違反で撤去されてしまったというケースも発生しています。自由にカスタマイズできるとはいえ、守らなければならない法令もあるので注意が必要です。

たとえば、トレーラーハウスが「随時かつ任意に移動が可能」でない場合は、車両と認められません。つまり、ウッドデッキや階段を入口に溶接している場合は「すぐに動かすことができない」とみなされ、車両ではなく建築物扱いとなります。

さらに、トレーラーハウスを輸送する際にも、道路交通法などの法令が関係してきます。各法令に詳しくない業者を選ぶと、トラブルに発展する可能性があるので注意しましょう。

実績が豊富なところを選ぶ

「実績が豊富なところを選ぶ」のも大切なポイントです。トレーラーハウスは近年人気が急上昇しているということもあり、新しい販売店が続々と参入してきています。しかし、すべての販売店で、トレーラーハウス販売の実績が豊富というわけではありません。

トレーラーハウスの販売実績が乏しいと、さまざまなところで問題が発生する可能性があります。たとえば、トレーラーハウスはサイズが大きいので、事前に搬入経路の道幅などを確認しておかないと通れない可能性があります。実績と経験が豊富な販売店であれば、漏れなく細かなところまでチェックしてくれることでしょう。

サポート体制の有無

忘れがちですが、購入後の「サポート体制の有無」にも注意が必要です。販売店によって、購入後のアフターフォローにはさまざまな違いがあります。購入後に何か不具合が生じた時に、しっかりサポートしてくれる業者を選ぶようにしましょう。購入後のアフターフォローについては、販売店に確認しておくことが大切です。

また、何かあった時の問い合わせ窓口として、メールや電話ができるかどうかもチェックしておきましょう。特に初めてトレーラーハウスを購入する場合には、分からないことも多いので問い合わせ窓口があると安心して使用できます。

トレーラーハウスの中古販売で失敗しないための方法

トレーラーハウスの中古販売で失敗しないための方法

トレーラーハウスを中古で購入する場合は、特に注意が必要です。販売店選びに失敗してしまうと、購入を後悔することになりかねません。ここからは、トレーラーハウスの中古販売で失敗しないための方法を解説していきます。

外側だけでなく内側の状態も確認しておく

まずは「外側だけでなく内側の状態も確認しておく」ことが大切です。実際に足を運んで現物を確認できれば良いですが、遠方の場合は細かなところまで確認するのは難しいでしょう。トレーラーハウスの外観がキレイだとしても、内側まで状態が良いとは限りません。

年式が新しいトレーラーハウスであっても、使用頻度が高いものだと傷や汚れが付いている可能性があります。また、普段から清掃やメンテナンスを行っていない場合は、カビや臭いが気になることもあるでしょう。中古品のトレーラーハウスを購入する際は、細かなところまでチェックしておくことがポイントです。

本体価格だけでなく諸費用も予算に入れておく

「本体価格だけでなく諸費用も予算に入れておく」ことも重要になります。新品とは違い、経年劣化で修理やメンテナンスが必要なのが中古品の特徴です。特に雨漏りや水回りの故障がある場合には、修理費も高額になることが少なくありません。

部品交換だけで済めば良いですが、場合によっては設備をまるまる交換しなければならないケースもあるでしょう。ついつい本体価格が安い中古品を見つけるとすぐに購入したくなってしまうものですが、修理費用がどれくらいかかるのかを事前に確認しておくことも大切です。

必要な設備や装備を洗い出す

最後のポイントは「必要な設備や装備を洗い出す」ことが挙げられます。一概にトレーラーハウスといっても、中の設備や機能はさまざまです。もともとは何もない箱状の車両で、必要に応じてバスルームやキッチン、トイレ、ロフト、収納スペースなどの設備を付けていきます。

壁材や床材、断熱性能といった機能も、付いているものと付いていないものがあるので事前に確認が必要です。装備や機能は多ければ多い方が、価格が高くなる傾向にあります。必要のない設備であれば、高い金額を出してまで付いているものを選ぶ必要はないでしょう。

トレーラーハウスを販売店から購入する際の流れ

トレーラーハウスを販売店から購入する際の流れ

トレーラーハウスを販売店から購入するまでの流れは、下記の通りです。

  1. 1. トレーラーハウスを実際に見てみる
  2. 2. 設置できるトレーラーハウスの条件を調べる
  3. 3. 条件に合ったトレーラーハウスを探す
  4. 4. 購入後は設置してもらう
  5. 5. 建築行政へ設置の報告をする

ここからは、それぞれの手続き方法を具体的に解説していきます。

トレーラーハウスを実際に見てみる

まずは、トレーラーハウスを実際に見てみましょう。実際に見てみることで、イメージがしやすくなります。ただし、その場で契約するのは避けてください。新しいトレーラーハウスを見ると「すぐにでも欲しい!」と思ってしまうのも無理はありません。

しかし、その場で契約して、実際に設置しようとした時に管轄行政から違反を指摘されるケースも多いので注意しましょう。中には返品できない販売店もあり、せっかく購入したのに無駄になってしまうこともあります。一度持ち帰り、金額の相場や他の販売店との違いを確認するようにしてください。

設置できるトレーラーハウスの条件を調べる

次のステップは「設置できるトレーラーハウスの条件を調べる」ことです。アメリカでは一般的なトレーラーハウスですが、日本では普及し始めたばかりです。そのため、トレーラーハウスに関する法律についても、まだまだ整っていないのが現状です。

車両扱いとなるトレーラーハウスの場合は、市街化調整区域にも設置することができます。しかし、自治体によっては違法建築物とみなされてしまうこともあるため、注意が必要です。設置できるトレーラーハウスの条件については、事前に自治体に確認しておくようにしましょう。

条件に合ったトレーラーハウスを探す

「条件に合ったトレーラーハウスを探す」のが、次のステップになります。設置場所や用途によって設置できるトレーラーハウスの条件が異なるため、条件に合わないトレーラーハウスの場合は違法とみなされてしまうでしょう。

条件に合うかどうかを確認するためには、日本トレーラーハウス協会に相談してみることがおすすめです。日本トレーラーハウス協会なら建築行政と協議を行い、設置できる条件を記載した「設置承認書」を発行してくれます。その条件に合ったトレーラーハウスなら違法にならないため、トレーラーハウス選びも簡単に行えるはずです。

購入後は設置してもらう

条件に合ったトレーラーハウスを購入した後は、業者がトレーラーハウスを搬入し設置を行います。トレーラーハウスはサイズが大きいので、道幅によっては通れない場所も少なくありません。そのため、業者側は事前に搬入経路を確認しておく必要があります。

「購入したのは良いものの、搬入や設置が出来なかった」ということのないよう、実績豊富な販売店から購入するようにしましょう。また、設置の際にも注意が必要です。田畑など地盤が柔らかい土地の場合、重量のあるトレーラーハウスを置くことができません。

建築行政へ設置の報告をする

最後のステップとして、設置場所を管轄する建築行政へトレーラーハウス設置の報告をするようにしましょう。トレーラーハウスは住居として使用できるため、設置場所を住所として登録することも可能です。

住民票をおくこともできるので、事業などにも使いやすいのがメリットといえるでしょう。トレーラーハウスの外に郵便受けを設置すれば、郵便物や宅配便を受け取ることもできます。そのためにも設置時には管轄の役所に確認と申請を行うようにしてください。

トレーラーハウスが不要になったら販売も!

トレーラーハウスが不要になったら販売も

トレーラーハウスを購入したものの、不要になることもあるでしょう。トレーラーハウスはタイヤが付いているため、不要になった時に手放しやすいのもメリットです。牽引すれば、日本全国に輸送することができます。

一般の住宅であればその土地に住む人にしか売却できませんが、日本全国から買い手を探せるので売却しやすいと言えるでしょう。トレーラーハウスの中古は滅多に市場に出回らないほど、需要が高く非常に人気です。状態が良ければ、すぐにでも売却できるはずです。

また、トレーラーハウスを撤去してしまえば、すぐに更地に戻るので解体費用も必要ありません。不要になった時に処分しやすいのも、トレーラーハウスのメリットのひとつといえるでしょう。

まとめ

トレーラーハウス販売店の選び方

トレーラーハウスの販売店選びの方法や、失敗しないための注意点を解説してきました。人気急上昇中のトレーラーハウスですが、中には「買ってみたらサイズが大きすぎた」「法令違反の場所に設置されてしまった」といったトラブルも発生しています。

そのようなトラブルが発生するのを避けるためにも、販売店選びには失敗しないようにしましょう。トレーラーハウスを上手に活用することで、さまざまなメリットを得ることができます。自分の目的に合ったトレーラーハウスを見つけて、賢く運用していきましょう。

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