家にいるのと同じように快適に過ごすことができるトレーラーハウスは、ここ数年で日本での人気が急上昇しています。とはいえ、トレーラーハウスと聞くと「値段が高そう」と思ってしまい、なかなか購入に踏み切れない人も少なくありません。
そこで今回は、トレーラーハウスの最安値がどれくらいなのか、具体的な値段を紹介していきます。格安でトレーラーハウスを手に入れる方法についても解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
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トレーラーハウスの最安値を比較!
さっそくですが、トレーラーハウスの最安値を比較していきましょう。新品と中古それぞれで最安値を比較しましたので、費用感の参考にしてください。
新品の場合
新品のトレーラーハウスの最安値は、200万円程度です。トレーラーハウスの金額はサイズや設備によって大きく変わってきます。最安値で購入する場合、キッチンやバスルーム、トイレなどのない最もシンプルな状態のものがほとんどです。
窓やドアが付いているだけなので、必要に合わせて設備や機能をオプションで追加していきます。たとえば、トイレを付けるにはプラスで30万円ほどが必要です。寒冷地で使う場合には、屋根の強度を上げたり断熱材量を追加したりといったオプションを付けた方が良いでしょう。
また、サイズもかなりコンパクトなので、店舗などに使用しようとお考えの方は十分なサイズかどうかを事前に確認しておきましょう。生活に困らないような設備を入れたものであれば、500~800万円は見ておいた方が良いでしょう。
中古の場合
中古の場合は、新品よりもかなり安く購入することが可能です。最安値で130万円台で販売されているトレーラーハウスもあります。水回りの設備などが入った状態のトレーラーハウスでも、新品の半額から3分の1程度の価格で購入することが可能です。
中古のトレーラーハウスの価格はピンキリですが、価格の違いは主にトレーラーハウスの状態やサイズ、搭載された設備によって変わってきます。
最安値で購入できるものの場合、状態が悪いものもあるため購入する際には細かなところまでよくチェックしてから買うようにしましょう。中古のトレーラーハウス選びで失敗しないための注意点については、後述してきますので参考にしてください。
トレーラーハウスを最安値で購入する方法
トレーラーハウスを最安値で購入するには、下記の方法がおすすめです。
- • 中古のトレーラーハウスを購入する
- • 内装をシンプルにする
- • 家具や家電のコストを抑える
- • できるだけ地元の販売店で購入する
ここからは、それぞれの方法を具体的に解説していきます。
中古のトレーラーハウスを購入する
最初の方法は「中古のトレーラーハウスを購入する」というものです。先述したように、中古であれば新品よりもはるかにコストを抑えて購入することが可能です。最安値は130万円台のものもありますが、一般的には400万円ほどが相場でしょう。
新品だと予算オーバーな方でも、中古なら比較的気軽に購入できます。また、前の保有者が既に設備や家電を入れている場合は、それを引き継いで使用することも可能です。ただし、中古のトレーラーハウスは非常に人気で、なかなか市場に出回りません。良いトレーラーハウスに巡り合うためには、ある程度の長期戦を覚悟しましょう。
内装をシンプルにする
「内装をシンプルにする」ことも、コストを抑えるポイントになります。一般の住居や車両と同じく、トレーラーハウスの細かなところにこだわればこだわるほど価格が高くなります。たとえば、ロフトや収納スペースを付けることで便利になる一方、費用は高額になるでしょう。
断熱性能に優れた壁材や床材なども、トレーラーハウス本体のコストを上げる要因になります。本当に必要な機能や設備を見極め、それ以外のものを付けなければコストを抑えることができるでしょう。
家具や家電のコストを抑える
次の方法は「家具や設備でコストを抑える」という方法です。トレーラーハウスを住居や事務所、店舗として使用するには、トレーラーハウス本体だけでは不十分です。たとえば、ソファやテーブル、エアコンや冷蔵庫といった家具・家電を入れる必要があるでしょう。
内装と同じように、家具や家電もこだわればそれだけ価格は高くなります。トレーラーハウスだからといって、特別な家電を購入する必要はありません。一般の店舗で購入できるものでも使用できるので、現在使っているものをそのまま使えばコストを抑えることができるでしょう。
できるだけ地元の販売店で購入する
最後の方法は「できるだけ地元の販売店で購入する」ことです。中古で安いトレーラーハウスを見つけたとしても、牽引して輸送するにはかなりの費用がかかります。サイズや移動距離にもよりますが、場合によっては50万円近くかかることもあるでしょう。
輸送費を抑えるためには、設置予定場所から近い店舗で購入することがポイントです。移動距離が短くなる分、輸送費用も安くなります。最近ではトレーラーハウスの人気上昇に伴い、日本全国でトレーラーハウスを販売する店舗が増えてきています。地元でトレーラーハウスを販売している店舗があれば、そこから購入するのがおすすめです。
トレーラーハウスを格安で購入する場合の注意点
トレーラーハウスを購入する際には、できるだけ格安で手に入れたいと思うのも無理はありません。しかし、購入後に後悔しないためにも、下記の注意点は覚えておきましょう。
- • 個人売買はリスクが高い
- • 内装まで細かくチェックしておく
- • 本体価格以外の費用も計算しておく
ここからは、それぞれの注意点を具体的に解説していきます。
個人売買はリスクが高い
まず覚えておきたいのは、「個人売買はリスクが高い」という点です。代理店が間に入らず、売主と買主が直接やり取りをするのが「個人売買」です。代理店に支払うマージンが発生しない分、コストを抑えてトレーラーハウスを手に入れることができます。
しかしながら、素人同士のやり取りでは、さまざまなトラブルが発生するリスクが高くなるため注意が必要です。また、名義変更などの手続きも自分で行わなければなりません。ミスや漏れが発生する可能性もあるため、後悔しないためにも信頼できる代理店を通して購入するのがおすすめです。
内装まで細かくチェックしておく
次のポイントは「内装まで細かくチェックしておく」という点です。特に中古の場合は、隅々までよく確認してから購入するようにしましょう。格安で販売されているトレーラーハウスの場合は、何かしら理由があるケースも少なくありません。
外観はキレイに見えても、中はかび臭かったり傷や汚れが付いていたりすることもあるため注意が必要です。現物を見てから購入するのが一番ですが、遠方で実際に見ることができない場合は万が一不具合があった場合に返品ができるのかどうかも確認しておきましょう。
新品の場合も、必ず細部までチェックしておくことをおすすめします。傷や汚れはないとしても、実際に使ってみたら窓や配線用差込接続器の場所が不便だったというケースもあるので注意が必要です。
本体価格以外の費用も計算しておく
契約前には「本体価格以外の費用も計算しておく」ようにしましょう。ついついトレーラーハウス本体の価格に目が行きがちですが、実際に必要な費用は本体価格だけではありません。
輸送費用やさまざまな機能を付けるオプション費用など、本体価格以外の費用がかかるので注意しましょう。特に中古の場合は、メンテナンス費用や修理のためのお金も必要になります。
年式が古いものや定期的なメンテナンスをしていないものは、たとえ本体価格が安かったとしても多額の修理費用がかかり結果的にコスパが悪くなることも少なくありません。本体価格だけで判断するのではなく、トータルのコストで選ぶことが大切です。
トレーラーハウス選びで失敗しないために
格安のトレーラーハウスを購入して、後悔しないためにも下記の点には注意しておきましょう。
- • その場で契約しない
- • 実績のある販売店を選ぶ
ここからは、それぞれの注意点を解説していきます。
その場で契約しない
まずは「その場で契約しない」という点です。トレーラーハウスの実物を見ると、ついつい欲しくなってその場で契約したくなってしまいます。しかし、実際に購入してから後悔するケースも多く発生しているので注意が必要です。
実はトレーラーハウスの設置には、細かな条件があります。自治体によっても条件が違うので、事前に確認しておく必要があるのです。「勢いで契約してしまったけれど、法令違反で撤去されてしまった」ということのないよう、気に入ったトレーラーハウスがあっても一度持ち帰って慎重に検討するようにしてください。
実績のある販売店を選ぶ
「実績のある販売店を選ぶ」ことも重要です。トレーラーハウスの需要が高まるにつれ、算入する販売店も増えてきています。しかしながら、実績のない販売店から購入すると、トラブルが発生するリスクが高いので注意しましょう。
トレーラーハウスはサイズが大きいので、輸送経路を事前に調べて侵入できる道幅かどうかを確認しておく必要があります。下調べが不足していると、購入したのに設置ができないということもあるでしょう。そのようなトラブルが発生しないためにも、実績のある販売店を選ぶことが大切です。
まとめ
トレーラーハウスの最安値や格安で購入する方法について解説してきました。最安値のトレーラーハウスは、130万円台で購入できるものもあります。特に中古のトレーラーハウスであれば、新品よりもリーズナブルに手に入るでしょう。
とはいえ、細かなところまでチェックしておかないと、購入してから後悔する結果になりかねません。最安値だからといってすぐに飛びついてしまうと、修理費やメンテナンス費用で損をしてしまう可能性もあるので注意しましょう。さまざまなトレーラーハウスをじっくり比較・検討しながら、自分に合ったトレーラーハウスを見つけてください。