多機能・多用途ゆえにあらゆるシーンで活躍するトレーラーハウス。海外では住居として使われるケースも珍しくありませんが、ようやく日本でもその認知度が高まってきました。
特にトレーラーハウスを用いた投資は多くのメリットが期待できると注目され、様々な事業で活用されています。
ここでは、そんなトレーラーハウス投資で期待できるいくつものメリットについて魅力を紹介していきます。
Contents
トレーラーハウス
「トレーラーハウス」がどのようなものかはご存知でしょうか。正直まだ街中ではあまり見かけませんし、もし目に入っていたとしても気にして見なくてはただのプレハブかと認識しているかもしれません。まずは、トレーラーハウスが一体どのようなものなのか簡単に見ていきましょう。
特徴
トレーラーハウスの最大の特徴とも言えるのが、「自動車」として登録できるという点です。通常、住居などの建物は「建築物」として登録されますので購入の際には不動産取得税や毎年の固定資産税の支払いが発生します。
しかし「自動車」であれば、自動車税などの自動車にかかる税金の支払いと、初回は3年、その後は2年に1度の車検のみですから維持費を抑える事が出来ます。エンジンは積まず自走はできない牽引式の車両なのでメカニカルなメンテナンスも基本的には不要です。
サイズ
トレーラーハウスには様々な種類があります。既製品を注文する事もできますし、ご自身の希望するサイズや設備でオーダーする事もできます。
車長12m・車幅2.5m・車高3.8m未満のものなら普通自動車と同様の扱いで、“車両”として登録されますが、同じ“車両”であっても、車長12m・車幅2.5m・車高3.8mのうちいずれか1つでもサイズが大きくなる場合には、特殊車両とみなされ、移動の為には「特殊車両通行許可」を取得する必要があります。
設備
室内に様々な設備を搭載できるのもトレーラーハウスのポイントです。キッチン、トイレ、シャワールームといった設備はもちろん、美容院として使うならシャンプー台を設置する事もできますし、カフェとして利用する場合には屋外デッキを連結させてスペースを拡大する事もできます。オーダーで購入する場合には予め室内の間取りを考えて注文すれば、用途に合った使いやすい空間構築が可能です。
ライフライン
トレーラーハウスは基本的には「車両」とみなされますが、一般的な建物と同様に公共のライフラインを利用する事が出来ます。
電気・ガス・水道などをトレーラーハウスに引き込む為にはワンタッチ式の簡単な連結方法でOK。移動を考慮したセッティングで設置しておく事ができるので、複雑な工事は必要ありません。
トレーラーハウス投資
建物の良い所と車両の良い所をどちらも組み込んだトレーラーハウスは、事業用としても非常に多くのメリットが期待できるという事から注目を集めています。
では実際に、トレーラーハウスはどのような事業で活用する事ができるのでしょうか。
飲食店
コロナ禍でテイクアウト需要が増えたこともあり注目を集めているキッチンカーの事業にトレーラーハウスを活用する方が増えています。
通常、キッチンカーというと軽トラックやワゴンなどの車両を調理仕様に改造するなどした上で移動式販売車両として使っているイメージがあります。
トレーラーハウスの場合、エンジンは積載していませんので移動する場合には普通自動車で牽引してキャンピングカーのようなスタイルで営業を行う事になりますが、トレーラーハウスの空間を丸ごと使う事が出来るので一般的なキッチンカーよりも広いスペースで販売・調理ができる点が魅力です。
また、移動販売だけでなく固定店舗として使う事にもメリットがあります。一般的な物件と異なりトレーラーハウスは車両として登録されますので、不動産取得税や固定資産税などの税金はかかりません。車を持つのと同じ感覚で店舗運営ができるので低コスト低リスクで始められる事業として人気が高まっています。
サロン
美容院をはじめ、ネイルサロンやリラクゼーションサロンなどの美容施設にもトレーラーハウスがオススメです。
チェーン店で働くのではなく自分でお店を持ちたいという希望も多い業界ですから、そういったニーズにマッチするという意味でもトレーラーハウスで事業をスタートさせる事には多くのメリットがあります。
対個人を相手とする事業ですから室内のレイアウトにも気を配りますし、特に美容院ではシャンプー台の設置など水回りの設備にも配慮が必要です。
これがトレーラーハウスなら、車両をオーダーする際には自身が希望する好みのレイアウトで室内を構成する事ができますし、水道・電気・ガスなどのライフラインについては一般的な建物と同様に公共のライフラインから線を引く事ができて安心です。
通常なら建物を建てる事ができない市街化調整区域にも車両を設置する事ができますので、駅前の激戦区ではなく郊外の落ち着いた場所に自分のお店を出店できるというのも魅力です。理想の広さ、憧れのインテリアなど、自分が思い描いたお店をオープンできるという魅力がトレーラーハウスには詰まっています。
宿泊施設
「トレーラーハウス投資」として最も注目が集まっていると言っても過言ではないのがこの宿泊施設経営です。キャンプやグランピングといった、限られた人数で過ごす屋外のアクティビティの利用人口は右肩上がりです。「テントを張るのは面倒」「小さい子供やお年寄りも一緒に泊まりたい」といったニーズに対応できる施設としてトレーラーハウスを使った宿泊施設事業は投資家の間でも注目されています。
トレーラーハウスは工場で完成されたものを設置場所まで運んでくるだけなので建築申請も必要ありませんし、様々なデザイン・サイズをオーダーする事ができて事業のブランディングにも最適です。
冷暖房を完備した清潔感のある快適な空間でキャンプを楽しむ事が出来るという新しいアウトドアのスタイルがこの先も定番化していくに違いありません。
シェアオフィス
リモートワークが定番化してきた働き方に合わせて、シェアタイプのオフィスにトレーラーハウスを活用するといった事業にも注目したいところです。
会社には出社しないものの、設備面や環境面などを理由に自宅で仕事をするのは少々はかどらないといった方の働き方のニーズに応えるのがシェアオフィスです。
今では漫画喫茶やカラオケ店でもリモートワーク対応のサービスを色々と打ち出していますし、エキナカに設置されたワークブースの設備も多く見かけるようになりました。
一方でカフェなどはどこに行っても混んでおり、仕事をしている社会人や勉強をしている学生さんが多く滞在しています。
現代の働き方において非常にニーズの高い“会社でも自宅でもないオフィス”に焦点をあてて、ここにトレーラーハウスを活用するという点は投資案件として非常に期待できるものと言えるでしょう。
トレーラーハウス投資のメリット
実際に、どのような事業でトレーラーハウスが活用されているのかについて紹介してきました。では、こういった事業にトレーラーハウスを活用する魅力は一体どのような点なのでしょうか。
低コスト
事業を始めるにあたって必ず考えなくてはならないのは事業開始時にかかる初期費用です。不動産を購入する場合や賃貸で物件を借りる場合の初期費用はもちろんですが、新たに事業を始める際には様々な費用がかかります。
トレーラーハウスであれば、サイズにもよりますが車両本体は普通乗用車を買うよりも安く購入する事ができますし、中古のトレーラーハウスを購入するなら100万円以下で手に入れる事場合もあります。
逆に、外装や内装、設備までしっかりと理想の状態に整えるとしても数百万円でおさえる事ができますから、宿泊施設の経営を始めるという視点で見た初期費用としてはかなり低コストと言えます。初期費用を抑えられるという事は「高利回り」で事業を成功させられる大きなポイントになります。
柔軟性
トレーラーハウスを事業に利用する事で期待できるもう一つの魅力は、柔軟性に優れているという事です。トレーラーハウスならではの魅力として挙げられる柔軟性の高さには以下のような項目があります。
- ・移動する事ができる
- ・様々な用途に使う事ができる
- ・内装を自由に変える事ができる
- ・使わなくなったら簡単に売却ができる
事業を始める際に、このように臨機応変な使い方が出来るというのはリスクを最小限に抑えられるという点でも大きな魅力となるでしょう。
話題性
キャンプやシェアオフィスなどが代表的ですが、今の時代に求められるニーズにぴったりとマッチする事業が出来るという点もトレーラーハウスならではの魅力です。
人との接触を控える傾向にある現代社会で、求められるニーズに合わせたサイズ、用途で事業活用できるトレーラーハウスは、低リスク投資として投資初心者の方にも始めやすいオススメの案件と言えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ここでは、「高利回り」「低リスク」「節税効果」「低予算」といった魅力たっぷりのトレーラーハウス事業について紹介してきました。
現代のニーズにマッチした様々な案件で活用することができるトレーラーハウス事業は、この先も更に人気が高まっていくに違いありません。
個人利用ももちろんですし、投資用としての利用を検討している方は是非一度トレーラーハウス専門業者に気軽に相談してみてくださいね。